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2006/08/08 (Tue)
博士の愛した数式博士の愛した数式
出演:
角川エンタテインメント
発売日 2006-07-07
オススメ度:★★★★


小川洋子原作の同名小説を映画化。タイトルどおり数学の「数式」が登場する
のだが、できあがった映画は“理系”よりも“文系”の印象。全編に、メラン
コリックで心地よい空気感が漂っている。交通事故の後遺症で、80分しか記憶
が持たない博士の元に、新しい家政婦がやって来る。やがて彼女の息子も訪ね
て来るようになり、博士は息子の頭の形から彼をルート(√)と呼び、3人の
絆は深まっていく。
物語は、成長して数学教師になったルートが、授業で教えるシーンと並行し
て進んでいく。「素数」「完全数」といった数学嫌いの人には頭が痛くなる単
語も、博士のシンプルな説明で、すんなり耳に入ってくるから不思議。それは
大人になったルートの授業でも同じで、演じる吉岡秀隆の真摯な教師ぶりに引
き込まれるのだ。博士とルートのドラマには、阪神タイガースなどのネタを効
果的に使用。ドラマチックな何かを期待して観ると肩すかしを喰らうが、ほん
のりと温かい後味は得られる。それは小泉堯史監督の持ち味でもある。(斉藤
博昭)

人は時間とともに生きるものだが・・・ 2006-07-25
作品全体としては、わざとらしい盛り上がりも無く、淡々と進行していく。主
人公の博士は、事故の後遺症で記憶が80分しか持続しない。それでも、人は、
一日一日を生きていくことが出来る。その時々の感動や驚きを味わうことが出
来る。そして、周囲の人々の尊敬も得ることができるし、その人々の記憶にも
忘れられない思い出として長く存在することが出来る。人間は漠然と自分の目
の前の生活が永遠に続くというような錯覚?を持ってしまいがちだが、ここに
はそういうことを日常的に感じることが不可能な、しかしある意味非常に豊か
で意義深い一日一日を送っている人がいる。人間は、「今ではないいつか」に
憧れる生き物だ、という考え方があるが、この作品で描かれる博士は、いった
い今ではないいつかに憧れることがあるのだろうか。その一方で、周囲の
人々、特に少年ルートは成長の過程で、博士の大きな影響を受けて、とても優
しく深い人間へと成長していくのだ。表現はとても静謐であるが、人という生
き物と、時間というもの(概念?真理?)との関わりをもテーマとした、非常
に感慨深い作品であると思う。また、数学教師となったルートの授業の素晴ら
しさ!このような授業がこの世に数多く存在して欲しいと願ってやまないので
ある。


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