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2006/07/31 (Mon)
クラッシュ
出演:
東宝
発売日 2006-07-28
オススメ度:★★★★
タイトルの「クラッシュ」とは、「ぶつかり合う」こと。肉体的、物理的なク
ラッシュから、心と心の触れ合いまでが含まれる。『ミリオンダラー・ベイビ
ー』の脚本家であるポール・ハギスが監督・脚本の本作は、ロサンゼルスでの
2日間の人間ドラマを、心に突き刺さるほどの「クラッシュ」とともに描いて
いく。登場人物は、地方検事とその妻、黒人刑事と同僚でスペイン系の恋人、
TVディレクター夫妻、雑貨店を営む家族、鍵の修理屋など、さまざまな階層・
人種。職業だ。
無関係のようにみえた人々が、人種間の偏見、そこから生まれる憎悪が引き
起こす事件によって結びつけられる。急展開ながら、登場人物の交通整理のう
まさに引き込まれるのだ。警官からセクハラまがいの仕打ちを受けた女性が、
その後、彼と思わぬかたちで再会するシーンなど、何カ所か、本当に背筋の奥
までゾクッとさせるショッキングな描写もある。俳優たちも、ほかの出演作と
は明らかに違う迫真の演技を披露し、最後まで観る者の目を釘付け。全編に漂
うのは、いまだに差別に満ちたアメリカの現実だが、ラストシーンでわずかに
残される希望が、静かな余韻を残す。(斉藤博昭)
息苦しさや閉塞感 2006-07-17
シリアス版、ロバート・アルトマン。またはミステリアスな三谷幸喜。ようす
るに群像劇なのだが、描かれている人種差別、殺伐とした夫婦間、職業間など
の緊張感がすごい。
この群像劇によって見えてくるものは、現在という環境に置かれている
我々は、時代の外側から眺めることも、外側を知ることも出来ない。そんな閉
塞感で追い詰められているということだ。
運命に翻弄されるということは、まさに強い立場から支配的に扱われる
ようなもので、誰もがその呪縛から逃れられないのだと言われているようだっ
た。人が入り混じり、摩擦と緊張が極限にまで高まる劇中のロサンジェルスか
らは、様々な不安を徴候させるものが見て取れるようだ。
一方で、誰もが日常的に怒っている。そんなヒステリー社会はアメリカ
にこそ顕著なのだろうか。そしてなぜこれほどまでにヒステリックなんだろう
か。反共ヒステリー。嫌煙ヒステリー。戦争ヒステリー。どうも無意識への抑
圧に関する考察に縛られすぎているのではないか。アメリカ映画の描くヒステ
リーは紋きり方過ぎる。
穏やかな音楽に衝撃の瞬間。そんな絶妙さに翻弄されながら見終わるの
だが、息苦しさや閉塞感はなんとも後味の悪く、そこがまたこの映画の良いと
ころだと思った。
≫ トップセラー ≪

出演:
東宝
発売日 2006-07-28
オススメ度:★★★★
タイトルの「クラッシュ」とは、「ぶつかり合う」こと。肉体的、物理的なク
ラッシュから、心と心の触れ合いまでが含まれる。『ミリオンダラー・ベイビ
ー』の脚本家であるポール・ハギスが監督・脚本の本作は、ロサンゼルスでの
2日間の人間ドラマを、心に突き刺さるほどの「クラッシュ」とともに描いて
いく。登場人物は、地方検事とその妻、黒人刑事と同僚でスペイン系の恋人、
TVディレクター夫妻、雑貨店を営む家族、鍵の修理屋など、さまざまな階層・
人種。職業だ。
無関係のようにみえた人々が、人種間の偏見、そこから生まれる憎悪が引き
起こす事件によって結びつけられる。急展開ながら、登場人物の交通整理のう
まさに引き込まれるのだ。警官からセクハラまがいの仕打ちを受けた女性が、
その後、彼と思わぬかたちで再会するシーンなど、何カ所か、本当に背筋の奥
までゾクッとさせるショッキングな描写もある。俳優たちも、ほかの出演作と
は明らかに違う迫真の演技を披露し、最後まで観る者の目を釘付け。全編に漂
うのは、いまだに差別に満ちたアメリカの現実だが、ラストシーンでわずかに
残される希望が、静かな余韻を残す。(斉藤博昭)
息苦しさや閉塞感 2006-07-17
シリアス版、ロバート・アルトマン。またはミステリアスな三谷幸喜。ようす
るに群像劇なのだが、描かれている人種差別、殺伐とした夫婦間、職業間など
の緊張感がすごい。
この群像劇によって見えてくるものは、現在という環境に置かれている
我々は、時代の外側から眺めることも、外側を知ることも出来ない。そんな閉
塞感で追い詰められているということだ。
運命に翻弄されるということは、まさに強い立場から支配的に扱われる
ようなもので、誰もがその呪縛から逃れられないのだと言われているようだっ
た。人が入り混じり、摩擦と緊張が極限にまで高まる劇中のロサンジェルスか
らは、様々な不安を徴候させるものが見て取れるようだ。
一方で、誰もが日常的に怒っている。そんなヒステリー社会はアメリカ
にこそ顕著なのだろうか。そしてなぜこれほどまでにヒステリックなんだろう
か。反共ヒステリー。嫌煙ヒステリー。戦争ヒステリー。どうも無意識への抑
圧に関する考察に縛られすぎているのではないか。アメリカ映画の描くヒステ
リーは紋きり方過ぎる。
穏やかな音楽に衝撃の瞬間。そんな絶妙さに翻弄されながら見終わるの
だが、息苦しさや閉塞感はなんとも後味の悪く、そこがまたこの映画の良いと
ころだと思った。
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